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映画「BIUTIFUL」について

先ほど香港のホテルにチェックインしました。昨年末から、隔週で一週間単位の香港出張が続いております。一週間単位でホテルで過ごし働く、という生活の中で一番大変なのは、言語の問題でも、たくさんの仕事に追われることでも、早朝便で帰国し睡眠不足になることでも、エコノミーシートの往復でもなく、「くつろげない」事だと思いました。

使い慣れたフライパンで飯を作り、座り慣れた椅子にすわり、使い慣れたカップでコーヒーを飲んだり、弾き慣れたギターを弾いたりすることが、普段どれだけ自分を癒してくれているのか、逆説的に気付かされます。

最近は、だからこそ香港で過ごす時間と日本で過ごす時間は別のものとして、その中でやれること、やりたいこと、できること、のバランスをとって最大化するようにしています。悪くない感じです。

以下、話変わって、昨夜から今朝にかけて観た映画「BIUTIFUL」について。

BiutifulBiutiful
(2011/05/31)
Gustavo Santaolalla

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貧困と犯罪。不法滞在外国人。余命告知。親との対面。子との関係。夫婦関係の不和や破綻。双極性障害。裏切り。霊との静かなる対話。特殊能力。生活。家族や隣人への愛。日常に潜む美。突如として訪れる他人の死。刻刻と近づく自分の死。

どれかの頭に「過剰な」とつけてドラマ仕立てにしたとき、我々が辟易する、どこかで見た事のある映像が出来上がってしまうんだろうけど、この映画ではどれもが「過剰」でなく、シンプルにして「すぐそこに在る」感じを放っていた。そのどれもがこっちを見てるような緊張感。見ていて疲れる程の。余命宣告された時、恐らく自分も身の回りの全てがこれだけの存在感と緊張感を放ってくるのだろう。たまらなくリアルだった。

傍からみたら違法滞在者からピンハネしていたり、霊能者インチキまがいで小銭を稼いだり、嫁との復縁と別離を繰り返したり、幸の薄い人生を送る男かもしれない。しかし、その男の人生と最期。心情を表にださないが、滲み出てしまう、全ての重みと感情。自身の中に正義や理論がありそれに基づいて生きる。この点が、今のところ僕の中でオールタイム映画ランキングベストであるThere will be bloodにも共通していた。自分の中でこの「BIUTIFUL」も、間違いなくベスト級に食い込んだ。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]ゼア・ウィル・ビー・ブラッド [DVD]
(2012/02/08)
ダニエル・デイ=ルイス、ポール・ダノ 他

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余命宣告を受けても取り乱さないず、誰にも悟らせず、自ら信ずる、すべき事かつできる事を行おうとする。しかしそんな彼も唯一、師の前でだけ嗚咽を漏らす。人生ってエモいぜ。。。

死ぬ時は俺もこんな風に死のー。

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プロフィール

rt258593

Author:rt258593
2つの場所でギター弾いてます。長野生まれ長野育ち、18歳から上京し、2011年ジャカルタ、インドネシア生活を経て2012年現在東京在中。

tane
tane myspace
ギターとトラックと映像、リアルタイムサンプリングとそのエフェクトとループによる曲構築。

画家
画家web

各国の民族楽器(三味線、ピン、ドゥンドゥン、ジャンベ、ウィンドチャイム、ボンゴ、ティンバレス、コンガ、銅鑼、カホン、ディジュリドゥ他)と5種の管楽器、そして、ギターやベース、キーボードやドラム、更にスタイロフォンやテルミンといった電子楽器、床やタライやバケツといった音の出る器、果てはヒューマンビートボクサーすらも内包した、純然たる無国籍無秩序音響派楽団。腹には一物、胸には野望を秘めた連中が、イイ匂いのする仲間を募り、募られた仲間はまた仲間を募り、募り積もって、公園で音を鳴らし始めたところに、端を発す。性別、年齢、職業、国籍、趣味嗜好、及び楽器の経験や所持は問わず、あまりお互いのことを知らないままに、同世代の気のイイ輩が集結。演奏の技術よりも、音を鳴らすことを楽しむことを優先し、メンバーや担当楽器は流動的。

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